沖縄の悲劇 ― 2010/10/04 22:04
それは、基地があるとか、ないとかの問題じゃないんです。
琉球王国そのものが、支那と日本の両方に朝貢してた、その事実こそが問題なのです。
似た国に、朝鮮半島があります。こちらは、支那一辺倒で、日本とのかかわりは、大日本帝国の保護国になってからです。
大日本帝国の領土そのものは小さくても、時の国際連盟における委任統治領は、太平洋において海洋面積で言うと、今の日本国以上でした。
沖縄は、江戸時代薩摩藩に編入され、明治時代に沖縄県となりました。いずれも、当時支那を支配してた清朝のクレームを排除して。
そうです。支那の版図では沖縄は支那の支配下に置かれるべきだと思われているのです。これが、一つ目の悲劇。
太平洋戦争(大東亜戦争という人がいるかもしれませんが、対米で言うと、太平洋の覇権争いという意味でこの言葉がしっくり来ます)において、日本国土侵略の橋頭堡として、沖縄上陸戦が起こったこと。
それまでも、たとえば硫黄島での米国海兵隊の上陸戦はありましたが、民間人はきちんと避難させてた。兵隊同士の戦い。
しかし、沖縄戦は、日本兵そのものも沖縄の人であったが、それ以上に、ひめゆり部隊をはじめ、一般人の犠牲があった。これが、二つ目の悲劇。
そして、三つ目。冷戦時代から現代まで、地政学的に沖縄は重要拠点であり続けたこと。
実は、これは悲劇ではなく、幸運なこと。
その昔、米国の拠点は元植民地であったフィリピンであった。しかし、冷戦構造の変化を受けて、米軍基地は平和裏に撤去された。結果、何が起こったかというと、支那の領土的野心に屈した。
今、沖縄の米軍基地がなくなれば、沖縄も同じ運命。それが分からないのが、脳内お花畑勢力。
むかし、南無阿弥陀仏とか、南無妙法連解経と唱えれば極楽にいけると信じた人たちと同じ。根拠なし。
こんな人たちが現役でいることこそが、四つ目の悲劇であり、史上最大の悲劇。
沖縄の米軍基地の地主さんたちは、沖縄でなく、東京に住んでて、地代を貰って暮らしてる。
昔は、少なくとも普天間の周りに一般住居はなかったのに、いつの間にか基地は街のど真ん中。順番がちゃうやろ。
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