TPP早くやれ ― 2011/01/27 17:36
農林水産業、とりわけ農業の問題が取りざたされるけど、本当にがんばってるお百姓さんには、たぶん自由化賛成の人多いと思うよ。
声の大きい人たちが、反対してるだけで。たとえば、農協とか。
たしか、テレビでやってたと思うけど、寒村の棚田のお米は中国のお金持ちの人たちが買い付けてるんだって。精魂こめて、おいしいお米を作れば、ちゃんとお金を払ってくれる人たちは、必ずいる。そこをターゲットにして農業すれば、生業として成り立つ。
他方で、規模のメリットを生かした農業経営をやってる人たちもいる。こういう人たちも、誰に何を売ればいいかを考えてモノを作ってるから、生業として成り立つ。
農業が成り立たないのは、農協に支配された兼業農家。高い苗や肥料を買わされて、生産物は安く買い叩かれる。農協にとっちゃ、いいお客だわな。TPPで、このお客がつぶれて困るのは、農協。
兼業農家も、無理して農家する必要ないんだよ。先祖から受け継いだ土地が・・・なんていってる場合じゃなく、大規模経営を目指す人たちに貸せばいいんだよ。それで、地代をもらう。農家じゃなくて、地主として、農業以外の本業で稼げばいい。
兼業農家でも、農業で食っていこうと思ってない人たちもいる。自分たちの食べるものを作るだけ。こういう人たちは、TPPなんて関係ない。関係ないんだけど、農協に頼まれれば、デモに参加せざるを得ない。
そう。農協以外は、自然淘汰に任せれば、日本の農業は再生できるし、Made in Japanの農業製品は、充分な品質といった武器がある。したがって、貿易が自由化されても、生き残る。
しかし、農業という自然相手の仕事ゆえ、自然関連のリスクは残る。熱害、冷害、台風、少雨、日照不足など。こういったリスクに対する保険を、農協が開発して販売すれば、農協は新しい商品を手に入れられるし、農家はリスクを保険でヘッジできる。農協は、損害保険会社に再保険を依頼すれば、意外と低コストで実現できるかも。
できないことを並べるよりも、何をすればできるかを考えることが一番大事だね。
でも、ボクにとっては、就職先を見つけることが一番大事なんだけど・・・
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